タフティングに最適な毛糸ってどれなの?注意するべき点を教えます
色とりどりの毛糸ってワクワクするよね
色だけじゃなくて毛糸は素材や太さでラグの仕上がりに違いが出るんだよ
仕上がりに違い?どゆこと??
それじゃ細かく見ていこう♪
●毛糸の違いってなに?
一口に毛糸と言っても様々な素材や太さの違いによってラグの仕上がりが変わってきます。
まずは素材。私がタフティングに用いる毛糸は天然素材と化学合成繊維の2種です。以下に特徴をまとめてみます。
タフティングに向いている素材はコレだ!といった物はなく、最終的には好みだと思います。
ちなみに私は、身につけるものは天然素材が好きですが、タフティングに関しては9割以上化繊を使用しています。
天然素材を使用するのは好みの色が天然素材にしか無かった時くらいです。
●適した太さ(番手)は?そもそも番手って一体なに?
番手とは糸の太さを表す単位です。
【毛糸の長さ÷重さ】で割り出せます。
番手が大きければ繊細で細かな表現に向いており、太ければ力強くしっかりとした線で打ち込まれます。
●タフティングに適した本数は?
タフティングでは打ち込む毛糸の本数を自由に決めることができ、本数によって●本どりなんて呼んだります(2本どりや5本どりなど)。
また、打ち込む本数によって仕上がりの印象が変わります。
違いは以下の感じです。
私はコスト的に1本取りで完結させたかったので1.2~1.3番手、いわゆる極太の毛糸を買い揃えましたが、結論としては少し失敗でした。
少し分かりづらい話になりますが、計算上2.5番手の2本どり(2.5×0.5=1.25番手)と1.2番手の1本どりは、合計の太さはほぼ同じはずですが、解像感的には別物だったのです。
理由は簡単で1.2番手の1本どりは2.5番手の2本どりに比べると打ち込まれる1点が2倍あるので、タフティングクロスという網目に対して小回りがきかず、細かい表現が苦手だったのです。
ですが単色の柄物のラグであれば1本どりも問題なく使用できます。使い所を見極めて使用していきましょう♪
●近似色の管理に注意しよう
最後に注意点を1つ。同じメーカーの毛糸を使用し続けるのであれば問題ありませんが、毛糸は販売元によって色味が微妙に違います。
毛糸の管理が不十分で混同してしまうと、1つのラグに微妙に色味の違う毛糸が打ち込まれてしまい、完成してから気が付くなんて事も起こりかねません。
特にグレーやアイボリー等、使用頻度が高く色味の違いが分かりづらい毛糸の管理には十分気をつけましょう。
まとめ
ラグの質感や硬さの好みは千差万別。
近道はなく、ある程度の失敗を許容しながら理想の毛糸を見つけていきましょう。
それでは、
Have a good tufting life!